等持院の家

大小様々な窓が設置された住宅の模型を作り、光を外から当てた時、光によってこの住宅は何度も姿を変えるのではないかと感じた。

そして、住宅の中央に天井から1階床までの大きなカーテンを設える。ゆるやかに住宅内の空間を仕切るそのカーテンには、空間の風景全てが写り込むスクリーンのようになるのではないかと想像した。そしてこのカーテンがあることによって、住宅内の様々な風景が見えてくる/感じるようなデザインにしたいと考えた。

住宅内の光による風景や現象を集約するように、中央カーテンのデザインには様々な光の模様を散りばめた。影自体は暗くあることが当たり前だが、光の存在をカーテンから感じられることを目指し、すっきりとしたイエローをキーカラーとした。

place:kyoto
day:202305
architect:analoge+kiiri
photo : hayakawa kiroku

some/toがスタートするきっかけとなった最初のカーテンです。とっても自由に制作させていただきました。